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サイン練習


本日、池袋のギャラリー 路草に無事搬入できました。
明日から「私のクリスマス」展、始まります。

上図は先日出ました「講談えほん 荒大名の茶の湯」のサイン。
ここの所慌ただしくて、荒大名サインが決まっていなかったのですが、
ウチの奥様が、「今回の展示に置くからサインをしろ!」というので、
抹茶(茶碗)の絵を描いたら「マサノリ(主人公)を描かぬか!」とボツに。
→という事でやったサイン練習。

明日24日(木)と25日(金)の14時から17時、在廊予定です(^∇^)



| メイキング | 22:36 │Comments2 | Trackbacks0編集

天竺

最近、あたくしとしては初となります「幼年童話」の絵をやっております。
「絵童話」とも言ったりするそうで、小学校低学年~幼稚園生?位を対象とした
絵が多め&字が少なめの児童文学、といった感じでしょうか。

絵が多め、と書きましたが、ほぼ全ページに絵が入ります。で絵本に比べると、何しろ”読み物”なのでページが多いです。
一般的な絵本が32ページなのに対して、今回の作品は64ページ。倍です(≧▽≦)

という事で、”勢いでゆるい感じ!”でダーッとやればナントカなるんじゃないかしら?と最初は思っておりました。
が、「作品によって自動的に絵のタッチがあみだされる」というあたくし内システムによりまして、「むしろ普段の絵本制作の場合よりもキッチリ」しているんじゃないの?というラフスケッチになりました。
それが64ページ(表紙等+α)。
長い。
もう、毎日毎日線画の日々で、はたして終わる日は来るのだろうかと。
あたくしの脳内イメージ的には「ガンダーラに向かう玄奘三蔵」か?と。
それでも日々ぼちぼちと描いていれば、いつかは終わります。
という事でラフスケッチ(最終)を描き終えました! 長かった(;´Д`)
次は本描きで、64ページ(表紙等+α)あります。
長い。



| メイキング | 10:07 │Comments0 | Trackbacks0編集

混沌

最近はまた液タブにてコツコツ線画、の時期なのですが、
ひょん?な事から立体を作る事になって、&動画も作る事になってetc……
という事で机まわりが久々に混沌としております。

右手奥から 色鉛筆・筆・マーカー・水入れ・老眼鏡・水入れB・絵皿3枚・マジック
液晶ペン・左手デバイス・カッター・デザインナイフ・糸切りばさみ・ハサミ・ドリル刃
ボタン付け糸・指ぬき・耳かき・絵具・木の棒・木工用ボンド2種・ドリル刃セット
ポテチ・読みかけの本・色校・絵具&トールペイント絵具一式・皿多数……

あえて書いてみましたが、横に並べてはいけないものがあったりして、例えば
ボンドのついた筆を置いたら転がって、デジタルの左手デバイスのホイールにどべっと
ついて!!!!と思って慌てて拭いたら、ホイールが回転してデバイスの中まで
木工ボンドが!!みたいな惨事になったりします。

きちんとひとつひとつ片付けてから作業すれば良いですよ、とは思うのですが
久々のカオスな感じにちょっと落ち着いてたりもします。



| メイキング | 20:47 │Comments2 | Trackbacks0編集

おまじない

いろいろあると頭の中ではしょっちゅうブログを書いているのですが、
現実的には全然更新してないじゃないか!という…(;・∀・)
残暑お見舞い申し上げます。もう九月になるそうですねビックリです。


毎年の事なのですが、恒例の「オリジナルカレンダー制作」というのがあります。
で、おかげさまで近年だいぶ忙しくしておりまして、毎年のように「今年はカレンダーを(時間的に)作れるのか?」とか「もう、いっそのことやめてしまおうか!?」と考えたりします。
で、そのたびに「カレンダー出来たー?」とか「楽しみにしてるよー」とかいう声がどこからか聞こえてきまして、あたくしの性格上「是非も無し!」と、どうにかこうにかしてまいりました。

で、だいたいネタというものは早くから決まっていたりするので、それに従ってラフスケッチを描いていくのですが、どこかで
「すばらしいものを作ろう!」などと思っていると、肩に力が入って、筆が進まなくなります。
そういう時は「とにかく出来さえすればいいんだから」と思うようにします。
やってる途中も「これははたして面白いのか?」などという疑念がわいてきたりしますが「ただ出来たらいいのだ」と粛々とやっていればそのうちどうにかなります。
出来た線画に色を塗る時も同様に、「どうなの?」という私内ツッコミに襲われることもままありますが、「色が着いてさえいればいいのだ!」と何度も唱えていれば、じき終わります。
やっていると途中でエンジンがかかったりする事もありますが、かからなくたって、やっていれば終わります。
そうこうしていると、新しいネタとかを思いついたりして、「ああ、今年作るカレンダーはこれにしよう!」「……今年作るカレンダーは、もう作ったのだった!」と、済んだ事はすぐに忘れてたりして、新ネタは次の年に持ち越されます。

という事で2023年のカレンダー原画はもう描きあがりましたので、何とか今年も無事出せそうです(^^)/



| メイキング | 14:43 │Comments0 | Trackbacks0編集

サインの試作

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月末あたりに出ます新刊のみほんが届きました。
どんなお話かはまた書きますが、その本のサインに描く絵を試作。

他の作家さんがどうなのかはよく知りませんが、あたくしの場合は作品によって
サインの絵を変えます。 なので出た本の数だけサインの絵が増えます。
&そら(アドリブ)で描くとろくなことにならないので、今までの各種サインの絵を描いたカンニングペーパー(?)を持ち歩いたりします。

カンペにニューキャラが登場するというのは嬉しい事ではあるのですが、
自分で決めておきながら、またややこしい(時間がかかる)のを作ってしまった…
なんていつも思います。
ちょっと最近の制作で超細い面相筆を使っていたためか、右手がちょっとお疲れぎみで
上図のサイン試作を描いたら悲鳴をあげました(右手が)www

よく「文章の作家さんは名前だけ書けばよくてウラヤマシイ…」なんて思いますが、
でもやっぱ絵があった方が嬉しいですよねえ(遠い目)



| メイキング | 19:45 │Comments2 | Trackbacks0編集

デジタル描き(長い)

本日は専門的なお話でスミマセンが、ちょっと自分の備忘録的&頭の整理に
書いておこうと思います。(ほとんど独り言なので気にしないで下さい<(_ _)>)

2020年の9月に液晶タブレットを導入しました。
それから即座に実戦投入で、「しょうぼうしゃ、てんけんよし!」など
いくつかの仕事で、フルデジタルもしくは一部デジタルや
デジタルでのデータ修正などに使って来ました。

液タブ以前は通称”板タブ”を使っていたのですが、その時には
あくまで下描きまででした。 かつ、ラフスケッチなどを制作する場合でも
紙に手描きで描いたものを取り込んでから、という事が多かった様に思います。
液タブ導入後変わったのが「ペーパーレス化」で、いきなり描いた方が
即修正出来て早いし、紙の束にもならないので いろいろ楽。
スケッチ的なものはほとんどデジタルになりました。

で、あたくしクリップスタジオというお絵描きソフトを長年使っているのですが、
今年に入って、その上位ソフトの「EX」というのにアップグレードしました。
EXというのはマンガ家さん達がよく使われているソフトで、「ページもの」を作るのが
より簡単になります。というシロモノ。
ちょっと高価なので、マンガ家じゃないし 「あっしにゃ、関係ないことで…」と思っていたのですが、ちょっと「読み物60ページ以上」の仕事をする事になり、そのデータの管理に途方に暮れたのを機に、遂にアップグレーーーード!!!

してみましたら、もう、ものすごく楽!
もう何が起こったのかよくわからず、説明も出来ないのですが、つまる所、ラフを作るのが「とても楽で楽しく&早く」なりました。 個人的に「EX革命」と呼んでおります。(マンガ家さん達からしたら、”当たり前”なのかもしれませんが…)
その他いろいろ有益な機能がついているので(万が一必要な方がいらっしゃったら)オススメです。
で、ラフ制作にはあたくし的には↑必須!になりました。

なのですが、現在もやっております「フルデジタル本描き」、こっちはヤベーです。
近年元々老眼が~となっていた所ではありますが、液タブ以降どーんと進んだ気がします。&元々時短のために始めたはずが、逆に手描きより(大幅に)時間がかかるという本末転倒。

色々な技術やコピペなど、デジタルだから出来る○○、というのを全然知らない(覚えられない)ので、デジタル描き、といいつつ、あたくしがやっているのはデジタル機器を使ったアナログ描きです。
手描きで、一筆でサッと描いたとします。ムラが出ていい感じになったりします。手描きだと 偶然出るこの感じを、デジタルで数層のレイヤーを使って自力で出そうとしたりします。←アホか!
アホです。
(↑知識や技術があればその必要はないものを、人力(手数)でカバーしようとする)
最近終わった、すごく厄介だったページのレイヤーを数えてみました所、170層以上ありました。
アホです(>_<)

ということで、今回の作品をもちまして、フルデジタルでの本描きを卒業しようと思います。どうも おつかれさまでした。(といいつつ旅はまだ続く…)



| メイキング | 21:11 │Comments0 | Trackbacks0編集

つれづれと撮影



ここの所、原画描き(本描き)に入っております。
あたくしは作品によって絵が変わってしまうという特性(?)があるのですが、
今回のタイプは ”ガチ”なやつです。
毎回ガチ(?)ではあるのですが、今回は特に体力(&気力)をゴリゴリ削られる
タイプで、絵に、あたくし自身が気おされたりします。
たとえにならないたとえを挙げますと、昔大きな絵を描いていた時代に、100号キャンバス(160×130cm位)を描こうとすると、体感的に自分より大きいものに対した時、「ヤバイ、下手するとこっちがやられる!」みたいな危機感を感じたりします。
自分より小さいサイズ、特に3号(A4位の大きさ)位だと、余裕をもって楽しんで描けたりするのですが、それに比べると100号以上になると、感覚的には「狩猟」みたいな感じになります。あくまでもあたくしの個人的な感覚ですが(*_*)
そういうのと、似たような感じを只今やってます程度の大きさの絵に対して感じるというのは、「おぬし、なかなかやるな…!」 (←絵に対して) という感じでございます。
昨日なんかは一日格闘したら夕方にはもうフラフラでソファで横になってたり…。
単に(運動不足で)体力が無くなってきているだけかもしれませんが(>_<)

とかとかで、制作中(この段になって)よくわからない所が出てきたので、その辺にあったつまようじと竹串と瞬間接着剤&紙粘土のかけらで模型を作りました。これを欲しい角度で写真に撮って、絵の参考にするのでした。



| メイキング | 11:33 │Comments2 | Trackbacks0編集

デスクトップの攻防


↑カラーフォルダ(イメージ)

だいたいいつも、いくつかの仕事が同時進行で進んでいます。
パソコンのデスクトップ上が荒れると、頭の中もしっちゃかめっちゃかになるので、
混乱しない様にデータのフォルダーに色をつけて管理しています。

で、あたくし子供の頃から、「信長の野望」やら「三国志」やらの、
”シュミレーションゲーム”というジャンルのゲームが好きだったのですが、
そのゲームの中では、合戦をして、どんどん自分の領地を増やしていきます。
国を自勢力の色に染め上げると「全国統一!」で、クリアになります。

去年のあたくしのデスクトップ上は、長い間3色のフォルダー達の攻防が続いて
画面左~赤勢力
真ん中上~水色勢力
右~オレンジ勢力 みたいな感じで
モニターを見るたびに、「三国志か!?」と何度も思いました。

ゲームでしたらすぐに終わるのですが、どの色のフォルダ(仕事)も
抜けない、抜けない。えらい時間がかかりました。

で、最近。 あれやら、これやらで デスクトップ上の勢力図が今までになく
カラフル(色んな色)になって来ました。
「春秋戦国か!?」「五胡十六国か!?」と、民たち(あたくし)は
騒いでおります。



| メイキング | 19:49 │Comments0 | Trackbacks0編集

ゆきだるまメイキング

先日出ました すずき出版こどものくに1月号「ゆきだるまとかがみもち」。
(書店では売ってません<(_ _)>)

この本を描くにあたって、お部屋の模型を作りました。
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基本、現在のウチの家(借家)がモデル。(床の間やこたつはありませんが)
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なぜ作ったのかというと、
このお話の中に、「ガラスに映ったゆきだるま(又はかがみもち)」が
何回も出てくるのですが、その映り込み具合がよくわからなかったので
実験してみたのでした。 ↓鏡をカーテンにみたてて撮影。
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そうして出来た絵がこちら↓
02_convert_20200121220206.jpg
最終的には時間が足りなくて余裕がなくなり、「よくはわからんが、やってしまえ~!」
となるのですが、間取りであったり もろもろで、
実際に作る事によって物語世界をより認知or構築していったりします。

想像だけで描くのは難しいのですが、逆を言うと
見さえすれば 描ける。という事になるので
「わからなければ作る」という作家さんは結構いらっしゃると思います。



| メイキング | 09:45 │Comments0 | Trackbacks0編集

らせん


あと幾つでお正月。みなさまお元気ですか。
無性にどうでもいい事が言いたくなったのでアップ。
(年末とは何の関係もありません)

角(つの)の ぐるぐる(らせん)が、どうつながっているか
わからなかったので そのへんにあった紙粘土の棒に
描いてみました。→わかった(^_^)/

良いお年をお迎えください。



| メイキング | 10:02 │Comments2 | Trackbacks0編集

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岡本よしろう

Author:岡本よしろう

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